こんにちは!
一般社団法人日本人グローバル化計画推進協会(JAGPP)広報の寺尾です。
理事の野口へのインタビューシリーズ、本日は<中編>をお届けします。
目次
<中編>
3.日本人にとっては当たり前のことが…
4.トルコの大学生から何度か言われたこと
★<前編>をお読みになっていない方は、こちらから。
1. 約30カ国へ行き、強く感じる2つのこと2. フィリピン人女性の驚きの来日理由
<前半>では、海外旅行が趣味でマレーシアに住む野口が、海外へ行くと強く感じることについてお伝えしました。
<中編>では、日本人の自尊心と、海外からは日本がどう見られているか、実際に野口が経験したことから、お伝えします。
(マレーシアの夜)
【日本人にとっては当たり前のことが…】
―真面目さが長所であり、短所にもなる。真面目さをもちつつ、柔軟性はほしいところです。もうひとつの気になる、日本人の自尊心については、いかがでしょう?
野口 真面目で、ていねいなことは、すばらしい価値だと思います。
ただ、諸外国に比べ、自己肯定感が低いことに危機感をもっています。
内閣府が発表したデータをみても、諸外国に比べて、日本人が自分を肯定的に捉えていないことが明確になっています。
日本にいると、なかなか気づけませんが、この真面目で、ていねいなことは、私たちにとっては珍しくなくても、外国の方からみると、驚きに値するようです。
特別なことをしているつもりはないのに、価値が提供できているなんて、すばらしいことだと思いませんか?
「自分たち、意外にすごいよ」と、気づけたら、もっと自分に自信がもてるように思います。
聞いた話ですけど、外国人旅行者が、日本のホテルで忘れ物をしたら、アルバイトの人が、ただ持ってきてくれただけじゃなく、両手で渡してたのだとか。
「こんな接客は、一流ホテルでしか受けられない!」
とその外国人の方は、感動されたそうです。
それだけ日本のサービスレベルは、平均して高いことがうかがえます。
(4月23日設立パーティーの時の野口。当日は法被を着て盛り上げました)
【トルコの大学生から何度も言われたこと】
―そういうお話を聞くと、うれしくなりますね。
野口 そうなんです。みなさん、日本の精神性の高さに気づいてない。
海外へ行くと、想像以上に親日家が多いことも、国内ではそれほど知られていません。
僕は、日本人でよかったと思うことが、何度もありました。
トルコでは、日本人というだけで、大学生から何度も
「一緒に写真を撮ってください」
と、言われたことがあって、びっくりしましたよ(笑)
昔、トルコ人が日本人に助けてもらったことがあるからと、とても親切にしていただきました。
カンボジアに行っても、日本からのODA(政府開発援助)によって、橋が架けられ、道路が整備されたりしたことで、とても感謝されました。
学校の教科書で数行見ただけのことが、現地の方々から、こんなに喜んでもらっていたという事実には、驚きました。
他の国でも、僕らの知らない日本人の英雄の話をされたり、何か感謝されたり、日本人として誇らしい気持ちになったのは、1度や2度ではありません。
こんなに、日本人が他国の貢献をして喜んでもらっているのに、知らないまま。
もったいないですよね。
日本国内に目を向けると、自殺率が高く、自己肯定感が低い。
一歩外に出ると、日本人が、尊敬されている国が多くあるのにです。
日本人というだけで、存在価値を感じてもらえるのですから、日本人は、もっと海外へ行って活躍した方がいい。
日本人として自信がつくだろうし、もっと世界に貢献する人たちが増えたら、と思わずにはいられないです。
(マレーシアの屋台。夜でも賑やかです)
*** 中編はここまで ***
日本にいると気づけませんが、海外へ行くと親日派が多いことに驚かされます。
日本人としての誇りを大切にしつつ、世界に貢献する日本人でありたいですね。
次回は、いよいよ最終回の<後編>。
野口が借金を背負った時の話や、マレーシアに住む理由などをお伝えします。
更新予定は、10月10日(木)17時です。お楽しみに!